飯島駅から悪沢・小河内は見えるか?...という疑問が最近気になっていたのですが...この件について、地元の
毛賀澤 貢
さんに確かめていただきました!
以下に毛賀澤さんからのメールを(ご本人の許可を得たので)転載します。
毛賀澤さん、どうもありがとうございます!
さて、本題の飯島駅からの南アルプス展望ですが、実地検証では荒川以北は非常
に厳しい状況です。手前の伊那山脈が邪魔をしてしまっていて、悪沢岳は駅のホ
ーム最南端まで行ってかろうじて悪沢の頂上付近の「端」がちょっとだけ(本当
にじっと見ないと何も見えないのと同じ)見える程度です。それからホーム南端
でやや目を北に向けると、山脈稜線のへこみに小河内岳の頭が若干見られます。
ホームページのあの写真はホーム中央あたりですね?あそこだとちょっと見られ
ないようです。南端でかろうじて。飯島駅からでは、悪沢よりも小河内岳の方が
見られる(といっても本当に小河内岳の頭がピョコンとほんの少しの状態)様子
です。仙丈も飯島駅のホームからはホームページの写真のとおり(当たり前です
ね)頭だけほんの少し。小河内といい勝負程度の「頭出し」程度、です。悪沢は
殆ど伊那山脈に隠れて見えないといった方が無難な感じです。ほんのホームから
100メートルくらい南に行くと悪沢が見えてくるといった、きわどい線です。
1997年1月19日
飯島駅から僅かに覗く仙丈ヶ岳(南アルプス)
飯島駅から陣馬形山
飯島駅から南アルプス
飯田線から見る中央アルプスは、大糸線から見る北アルプスと並んで、
威風堂々とした高山を間近に見上げる日本屈指の車窓の絶景です。また、山が近いために、
移動しながら山の見え方が刻々と変わるのを楽しめるという意味でも、
両者は日本を代表する展望鉄道といえましょう。
飯島からの中央アルプス展望の特徴は、赤椰岳が田切岳に隠されて見えない(飯島−田切 間)ことと、伊那前岳が僅かに姿を見せること。
南から来た場合は中央アルプス核心部が遂に現れる場所であり、北から来た場合は中央アルプス核心部と遂にお別れする場所であります。
飯島駅からの360度展望図
(Jan. 20, 1997)
飯田線車窓ページに戻る
お便りはこちら: