1.地形図による準備



       何はともあれ、地形図を買ってきて飯田線の様子を窺うことにしました。 購入したのは1:50,000地形図「時又」「飯田」「赤穂」などなど。
       次に、飯田線の線路と駅の位置(緯度・経度)を物差し(60cmの定規を使 います)と分度器で測って、ノートに記していきます。最終的には線路の曲 がりくねりを再現できるようにしないといけません。そういったデータも、 少しづつ採集していきます。
       

    読みとった座標は、実際にはこんな風にしてノートに記されていきます。

     駅名   目標物 営業キロ 駅間キロ 快速みすず  緯度   経度   方位  コメント
     天竜峡      116.2 0.0 6:24 35.2617 137.4913 -17度
                             35.26225 137.4912      急カーブ
                                       -40     
                             35.2636 137.4900      急カーブ
                                       0     
                             35.2649 137.4900      急カーブ
      川路      117.5 1.3 6:27 35.2656 137.4902 +16度
                             35.2700 137.4904 +16度     
                             35.2710 137.4908      緩カーブ
          久米川                35.2715 137.4915 +47度   ↓
                             35.2730 137.4924 +61度
                             35.27325 137.49475      中カーブ
      時又      119.4 1.9 6:30 35.2739 137.4951 +9度 緩カーブ
                             35.2754 137.4954 +2→+35度 急カーブ
                             35.2800 137.49595 +38度
           新川                35.2803 137.5004 +54度
         トンネル                35.2804 137.5004 +70度
         トンネル                35.28095 137.5022 +70度
                             35.2815 137.5031 +32度 緩カーブ
      駄科      121.2 1.8 6:33 35.2820 137.5035 +26度
    ...こういった感じです。
     いやー、ローテク、ですねー。でも、やってみると意外に時間がかからない ものなのですよ。地図とにらめっこしながら浮かんでくるイメージもあとあと、 重要になります。
    (16 Dec. 1995)
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     このページのデータは、国土地理院の地形図(1:50,000)「時又」 を元に、定規と分度器で読みとったものです。